①	本格的に外で散歩するのは、生後２ケ月ほど過ぎてから、伝染病の予防注射【５種（７種）混合ワクチンという】を一回した後からにしてください。この伝染病は、今はほとんど心配ありません。が、１年もしくは２年に一回位、追加接種してあげられれば安心かと思います。　　注射、結構高いです。病院によって金額が違うので（5,000円～15,000円）調べてみて下さい。 ※子犬たちは、検便して虫下し（回虫という虫）を一度、飲ませてありますが、ワクチン接種時には、もう一度ウンチを少量を持参し、調べてもらってください。もし虫がいるようでしたら、虫下しを再投与後に接種してもらってください。
②	春になると、犬の登録と、狂犬病予防注射が各市町村で行われますので、毎年、受けて下さい。犬を飼う人の義務出もありますし、万一迷子になっても登録して登録プレートを付けていれば、飼い主さんがわかりますので安心です。
③	犬の為に一番にやってあげてほしいのがフィラリアの薬です。フィラリアとは、蚊が媒介して伝染する病気で、感染すると犬の心臓の中で成長し、衰弱させ、死に至らしめる病気です。毎年６月末～11月末まで６ケ月間、この薬を飲ませてあげて下さい。蚊に刺されない様にするのは、一生室内で飼う犬じゃない限りほとんど不可能です。この薬は蚊に刺されるのを防ぐモノではなく、刺されて血液中に入った幼虫を殺していく薬なので、蚊が発生したからと急ぐ必要はありませんが、蚊が見当たらなくなった後、11月末に最後飲ませてあげるのが一番効果的です。しかしこの薬も高額です…が、病院によってかなり金額が違います。（中型犬だと安くて一ヵ月1500円、高い所は倍以上の病院も）調べて、薬だけもらう病院ってのもあってもよいかと！この病気は、虫の成虫が、犬の心臓の中に、からみつき、機能しなくなります。手術出来る事もわずかにありますが、かなり危険です。手遅れになれば血尿になり、お腹にパンパンに水が溜り（針を刺して水を抜く処置はあるが繰り返す事に）そうなると呼吸も辛く息苦しくなり食事もとれなくなり…助かる確立は少ない恐い病気です。
④	叱る時はしっかり叱ってあげて下さい。叱り方が甘いと　“ウー！と啼いて脅かせば、この飼い主さんはイヤな事をやめてくれる！”　と思ってしまいます。飼い主さんには、逆らってもダメ、と思わせて下さい。いけないことをした時は、口や体を押し付けてでもキャン！と言う位までしっかりわからせてあげて下さい。犬が嫌がることをどうしてもやらなきゃならない時（薬を飲ませる・耳掃除する・お腹を出す・しっぽを持つなど）、犬が歯向かわずに従うよう、普段からスキンシップがてら慣れさせてあげて下さい。ケガや病気などで病院に運ぶ時、治療する時、手が付けられないようでは治るモノも治りません。甘えさせるのも大事ですが、飼い主に従わせるのも必要です。そうでないと、結局は犬がかわいそうです。
⑤	避妊・去勢手術は一才くらいになるとできると思います。 ♀犬は、子供を生ませる予定がないのであれば、月経の他（半年に一回？）年をとってからの子宮の病気や乳線のしこりを避ける為に、避妊措置をした方が飼いやすいかなとも思います。　 ♂はサカリでひどく騒くとか、気性が落ち着く、マーキングを減らすなどの理由で手術する飼い主さんが居るようです。
⑥	後、母犬が出産の時に、縁の下の土を深く掘ってダニをくっつけてきてしまいました。シャンプーはしましたが、それが子犬達にもついている可能性もあるので、もし黒い（血液を吸っているから）ゴマ？楕円型？のような物体が耳辺りやお腹に咬みついてる様なら、爪で摘んで取ってつぶして下さい。家ダニと違って足が動いているのが目に見えます。人間には付きません。ノミはいません！（ダニと違って毛の間を走り回ります）ダニやノミは山や草むらにもいます。シャンプーでは死なないので、付いているようなら、もう少し大きくなってから病院で薬をもらって下さい。皮膚から薬を血液中に染み込ませ、血を吸うと死んでしまう仕組みの薬です。同様のものが市販されています（首輪・つけ薬など）。しかし効き目は弱いようです。この薬は、猫にも効果的です！